パワースポット

おまじないの基礎④様々な呪術〜神道・古神道〜

今回は丑の刻参りでも有名な古神道についてお話ししようと思います。

古神道とは

古神道は日本に置ける原始宗教の1つであり、その起原は人が社会的組織を築き始めた太古から存在する信仰とされています。

先祖崇拝や精霊崇拝を中心として、命や霊、神霊などの見る事の出来ない不可知な存在を尊び、常世《とこよ》(神や悪しき物が存在する世界)と現世《うつしよ》(私達が生きる現実世界)の2つの世界があるという世界観を持ち、その世界を隔てる壁を超え、様々な力を得ようと祈祷や占い(シャーマニズム)という呪術式が生み出されました。

古神道には様々な呪術があり、その中でも最も有名なのが、かの丑の刻参りでしょう。

丑の刻参りとは

丑の刻参り

他者を呪う呪詛として最も日本で知られているのがこの丑の刻参りでしょう。

所謂丑三つ時(午前二時から三時の間)に神社に密かに参じて、呪う相手に見立てた人形《ひとがた》を敷地内の木や鳥居などに打ち付けて呪うというものです。

丑の刻参りは一日だけで終わりではなく、七日間の日程で行うのが通例です。丑の刻参りに参ずるには、荒人形と五寸釘と鉄槌を用意し、白衣と神鏡(神社などで神霊として奉る鏡)を身に付け、一枚歯(又は三枚歯)の高下駄を履き、女性ならば櫛を口に咥え、五徳を逆さに立てて、そこに3本のローソクをともして頭に被り、道中は決して人に見られてはならない(見られた場合、呪術は失敗し、呪い返しとなり術者に返ってくるとされている)などの作法がある。

また藁人形に関しても製作の過程で、特殊な神言を唱えながら作るのであるが、呪う相手の髪の毛や爪があればそれを毒物に混ぜ、その藁人形に擦り込むほか、打ち込む釘(五寸釘)も定められた法で製作するとなどといった、細々した制約の伝承が残されています。

丑の刻参りで最も有名なのが、京都市左京区鞍馬貴船町に鎮座する貴船神社(きぶねじんじゃ)です。その昔、嫉妬深い女が貴船神社に詣でて、「我を生きながら鬼神に成してたまえ」などと口走りながら、相手の女を呪殺しようとして祈ると、明神の示顕があったと「太平記」などに記述されています。その女の容貌は、顔に朱を指して、髪を五つに分けて五つの角を作り、体には丹を塗り、鉄輪を頂き、口には燃やしたたいまつを咥えていたとされていた。そうした姿で夜更けに大和大路を走り出る姿は、まさしく鬼神の如く、文字通り身の毛のよだつようなものであったと言われています。

藁人形への釘の打ち方にも伝があり、相手を呪い殺す事が目的ならば、急所である心臓部に打ち込む。そのようにして満願の七日目になれば、ついには呪った相手が死ぬとされています。殺さずに懲らしめるだけが目的ならば、人体に相応する部分を集中的に打つ。例えば、相手の足を弱らせたり、怪我をさせたいならば、その事と念じながら、足に相当する部分を打ち付けるのです。

他の呪術

呪術

丑の刻参りが有名な為、それだけを知ると恐ろしいイメージの古神道ですが、災いや病を祓い除ける呪術も存在します。その中から一例を紹介致します。

古神道を復活させた本田親徳(1823〜1889)によれば、呪い《まじない》とは、交之霊《まじない》であり、自他の霊が交流して調和し、災いや病を除去するものを指すと言う。

その方法は親善に向かって浄心を保ち、二拝二拍手したのち、「橘の小戸の身禊を始めにて今も清むる吾が身なりけり、千早振る神の御末の吾なれば祈りし事の叶わぬは無し」といった神歌を唱える。次に神招の文「招ぎ奉る此の柏手に恐くも来たりませしませ薬師の大神」と唱え、拍手を一回内、「神皇産霊神、高皇産霊神、生産霊神、足産霊神、玉留産霊神、大宮能女神、御食津神、事代主神、直日神、普留御魂神、此のか神床に仕え奉る人々に寄り来たり給いて速く病を癒し給えと恐み恐みも白す」

そして、捧げ歌を唱え、鎮魂印を結び、最後に神送の文と呼ばれる言葉を唱えます。

他にも呪詛返しの術から盗難防止の呪術まで、その幅は多種多様に及び、今も多くの術が脈々と受け継がれてるのです。

如何でしたでしょう。数回に渡って日本古来から存在する様々な宗派の呪術をご紹介してきましたが、その他にも日蓮宗や浄土宗、禅宗などの宗派の呪術が日本には存在します。しかもそれだけでなく、昨今ではインターネットや様々な書物から情報や知識を得る機会が増え、黒魔術や白魔術、ヴードゥーなど、世界各国の呪術が日本に入って来ています。どれも独自の進化を遂げ、その術や世界観は大変興味深い物が数多く存在します。

魔術

 

あなたが1人では解決出来ない悩みや壁にぶつかった時、又はどうしても叶えたい願望や夢を持った時、呪術を正しく用いれば、とてつもない力を与えてくれるかもしれません。

しかしその使い方を誤れば、呪い返しとなって術者に甚大な被害を与えかねない危険性も孕んでいる事も否めません。

もし、呪術を使いたいと心に決めた時は、必ず識者に訪ねる等して、正しい使い方を心掛けて下さい。

また別の機会に呪術の使い方などにも触れて行きたいと思います。

それではまた。

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